原水槽に設置された液位計によってスクリーン駆動モーターが動作し、同時に原水供給ポンプによってスクリーン機内①に原水が供給されます。 機内に供給された原水は整流箱②内で整流された後にスクリーン部③にオーバーフローで供給されます。 スクリーン部で濾過された処理水は処理水トレー④を経由して機外へ排出されます。一時的な濃度変動等によってスクリーン部の液面が上昇した場合、原水は水位調整ゲート⑤よりオーバーフローで原水槽に戻るために、スクリーン前面からの原水の流出を確実に防止できます。 スクリーンによって充分に濾過されたし渣分はシューター⑦より落下します。 原水戻り管濃度変動に対応し、時間当たりの処理能力を安定させるため原水戻り管の設置を標準としています。
【適さない排水事例】
排水源が炊飯工場及び米菓工場において、ろ過部の裏側に生物膜が繁殖して氷柱のようになり、ろ過機能が維持できない事例が発生しております。このように、ろ過部プレートに付着して微生物の繁殖が予測される排水にはご採用を見合わせてください。牛脂やショートニング等を含む油分は常温で固形化するため正常処理ができません。