SPATON テクノロジーについて

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当社独自特許のプレート構造によるScreening(固液分離)
と Dewatering(濃縮・脱水)技術の融合

当社の汚泥処理機には、独自開発したユニークな2組のプレート構造を利用した固液分離技術(特許取得)が採用されています。
この技術の最大の特徴は、搬送能力の低下が起きないこと。
そして、目詰まりすることがないために洗浄水を必要としないことにあります。一般的な多くの脱水機の場合、このような理由から脱水機内部に汚泥が停滞し、最終的に内部閉塞事故を引き起こしやすくなります。搬送能力の低下の起きないSPATONテクノロジーは、先ずこの問題を解決できます。
更に、SPATONテクノロジーとは、2組のプレート構造を利用して固液分離しますが、この2組のプレートは常に互いの隙間をセルフクリーニングする関係性を持つために目詰まりすることなく洗浄水を必要としません。 SPATONテクノロジーとは、搬送能力の低下が起ることなく、目詰まり洗浄水も必要としない唯一のテクノロジーです。

SPATONテクノロジーの構造原理

  • 1.ハードな(無機・夾雑物・含油)汚泥に強いタフな構造原理
    ①Al汚泥・Fe汚泥・Ca汚泥等の無機凝集剤起因の汚泥。
    ②金属加工排水及び新幹線などの足廻り洗車排水に含まれる無機質と鉱物油を含む汚泥。
    ③モップや化学雑巾の洗濯排水や畜産や屠場などの繊維質を含む汚泥。このようなタフな 汚泥でも搬送能力の低下が起こる事はありません。
  • 2.目詰まりが起こらず、一切の洗浄水が不要
    2組のプレートは交互に積層され互いの隙間に配置されます。稼動プレートが固定プレートの隙間を僅かに円運動する事でセルフクリーニングされます。このセルフクリーニングによって、ろ過部の再生が繰り返されることから一切の洗浄水は必要ありません。
  • 3.ろ過部の高い耐久性
    ろ過部の材質は、ステンレス製のために高い耐久性があります。更に、プレート群同士は非接触であることから長期間に渡りろ過部の機能を維持できるため高い経済性があります
    SPATON脱水機は無機物や夾雑物や含油などのハードな汚泥に強く 、搬送能力の低下を招くこと無く目詰まりが起らず、洗浄水不要で脱水処理を実現。
    工場向けとしては、無機汚泥や含油汚泥に非常に優れた処理性能を発揮しています。
    また、養豚原水前処理脱水機としては、多くの夾雑物混在のふん尿においても同様に、汚水処理の前処理脱水として高い処理性能を実現しています。

SPATONテクノロジーの優位性

SPATONテクノロジー構造2組のプレート群と加圧板から構成される構造
固定プレートと稼働プレートをそれぞれプレート群とし、各プレートが交互に配置されるように組み合わせられることで平面上ろ過面を形成しています。さらにろ過面を覆うように加圧板が取り付けられ内圧が加わり脱水される仕組みです。
① 汚泥に凝集剤を添加してフロック化され、ろ過面に流れ込みます。
② No1駆動の回転に伴ってプレートの隙間から重力によって、濃縮ろ液が排出されます。
③ 徐々に濃縮を繰り返しながら加圧板とろ過部との容積が次第に小さくなること、加えてNo2駆動の円運動効果も合わさって圧搾脱水され脱水ケーキとなって排出されます。